何だか嫌になった。寿町に帰る。時刻は深夜1時半だ。
服と入浴道具を鞄に詰めた。飯ごうやテーブルや座椅子は野宿地に置いておく。必要ない。
自転車なら寿町最寄りの石川町駅まで3時間かからない。僕は漕ぐのが遅いから3時間半くらいはかかりそうだ。
日本橋駅を通過し銀座方面へと向かう。
荒川に帰ってテントで寝れば明日以降も野宿生活は続いていく。まだ引き返せる。これ以上進めば荒川よりも寿町の方が距離が近くなる。やはり寿町に帰りたい。
空が明るくなってきた。それでも時刻はまだ3時半だ。
横浜まで残り17キロ。すっかり朝となった。
眼の前の多摩川を超えれば川崎だ。多摩川沿いにも多くの野宿者がいるのだろうか?
横浜の街が見えてきた。
そして5時半に寿町に到着した。移動に4時間かかった。太ももとお尻が痛い。徒歩と自転車では使う筋肉が全く違う。
約2か月ぶりの寿町だ。何で東京に行っていたんだろう。なんだか不思議だ。寿町に僕の家が無いというのもとても不思議な気分だ。東京に行って手に入れた物は自転車1台だけだった。
蕎麦を食べて腹ごしらえをする。この後ドヤ探しをしないといけない。日曜だからほとんどのドヤの帳場が閉まっている。
まずはきれいな物件から回っていく。寿町のど真ん中に建っているホテルふたばさんにやってきた。こちらはドヤではなく本当にホテルのようだ。
残念ながら日曜日はフロント業務はお休みとなっている。
ふたばさん備え付けの食品販売機を破壊した輩がいるようだ。早く捕まって欲しい。
以前住んでいたドヤにも行く。日曜は帳場さんがお休みなのは知っている。空き室があれば建物前に案内が出ているはずだからそれだけでも確認しておこう。
案内は出ていなかった。
飛び込みで一軒一軒ドヤを回るしかない。早朝だがドヤの掃除をするために清掃の人たちはやってきている。彼らに話を聞けば今日帳場さんがやってくるかも分かるだろう。
ドヤの物色をしていたら知り合いを発見した。前に僕が住んでいたドヤの住人だ。泊まれるドヤを探していると伝えると元住んでいたドヤに今日は帳場さんは来ないが管理会社の人間が来ると教えてくれた。助かったかもしれない。まだ朝の7時前だ。来るとしても9時を超えてからだろうと思い礼を言って別れた。
コンビニでお酒を買い寿町を散策する。以前住んでいたドヤの前をもう一度通る。何度も見かけたことのある管理会社の人間が居る。どうやらドヤ街に関わる人間は漏れなく全員朝型人間のようだ。時計はようやく7時になろうとしていた。
部屋はある。との返事だった。クリーニングは済んでいるが布団の用意がまだらしい。だから空き室があるという案内を外に掲示していなかったようだ。明日か明後日には空き室ありの案内が出ていたのだろう。布団が2日3日無いくらい我慢出来る。野宿生活には布団なんて無かった。
1か月分の家賃を支払う余裕が無いのでとりあえず3日ぶんの料金と鍵の保証金5000円を支払った。お給料が出たらまた毎月まとめて支払っていく。
前と全く同じ作りの部屋だ。階数だけ違う。エレベーターに乗ると以前住んでいた階数行きのボタンを間違えて押してしまう。
ドヤには調理器具もある。今後の生活ではお湯を沸かすために蝋燭で飯ごうを加熱しないでも良くなる。
久しぶりのダモアさんで焼き鳥丼を買ってきた。カレーは夜中に食べる。
全て途中で投げ出して以前の場所に帰ってきた。
服と入浴道具を鞄に詰めた。飯ごうやテーブルや座椅子は野宿地に置いておく。必要ない。
自転車なら寿町最寄りの石川町駅まで3時間かからない。僕は漕ぐのが遅いから3時間半くらいはかかりそうだ。
日本橋駅を通過し銀座方面へと向かう。
荒川に帰ってテントで寝れば明日以降も野宿生活は続いていく。まだ引き返せる。これ以上進めば荒川よりも寿町の方が距離が近くなる。やはり寿町に帰りたい。
空が明るくなってきた。それでも時刻はまだ3時半だ。
横浜まで残り17キロ。すっかり朝となった。
眼の前の多摩川を超えれば川崎だ。多摩川沿いにも多くの野宿者がいるのだろうか?
横浜の街が見えてきた。
そして5時半に寿町に到着した。移動に4時間かかった。太ももとお尻が痛い。徒歩と自転車では使う筋肉が全く違う。
約2か月ぶりの寿町だ。何で東京に行っていたんだろう。なんだか不思議だ。寿町に僕の家が無いというのもとても不思議な気分だ。東京に行って手に入れた物は自転車1台だけだった。
蕎麦を食べて腹ごしらえをする。この後ドヤ探しをしないといけない。日曜だからほとんどのドヤの帳場が閉まっている。
まずはきれいな物件から回っていく。寿町のど真ん中に建っているホテルふたばさんにやってきた。こちらはドヤではなく本当にホテルのようだ。
残念ながら日曜日はフロント業務はお休みとなっている。
ふたばさん備え付けの食品販売機を破壊した輩がいるようだ。早く捕まって欲しい。
以前住んでいたドヤにも行く。日曜は帳場さんがお休みなのは知っている。空き室があれば建物前に案内が出ているはずだからそれだけでも確認しておこう。
案内は出ていなかった。
飛び込みで一軒一軒ドヤを回るしかない。早朝だがドヤの掃除をするために清掃の人たちはやってきている。彼らに話を聞けば今日帳場さんがやってくるかも分かるだろう。
ドヤの物色をしていたら知り合いを発見した。前に僕が住んでいたドヤの住人だ。泊まれるドヤを探していると伝えると元住んでいたドヤに今日は帳場さんは来ないが管理会社の人間が来ると教えてくれた。助かったかもしれない。まだ朝の7時前だ。来るとしても9時を超えてからだろうと思い礼を言って別れた。
コンビニでお酒を買い寿町を散策する。以前住んでいたドヤの前をもう一度通る。何度も見かけたことのある管理会社の人間が居る。どうやらドヤ街に関わる人間は漏れなく全員朝型人間のようだ。時計はようやく7時になろうとしていた。
部屋はある。との返事だった。クリーニングは済んでいるが布団の用意がまだらしい。だから空き室があるという案内を外に掲示していなかったようだ。明日か明後日には空き室ありの案内が出ていたのだろう。布団が2日3日無いくらい我慢出来る。野宿生活には布団なんて無かった。
1か月分の家賃を支払う余裕が無いのでとりあえず3日ぶんの料金と鍵の保証金5000円を支払った。お給料が出たらまた毎月まとめて支払っていく。
前と全く同じ作りの部屋だ。階数だけ違う。エレベーターに乗ると以前住んでいた階数行きのボタンを間違えて押してしまう。
ドヤには調理器具もある。今後の生活ではお湯を沸かすために蝋燭で飯ごうを加熱しないでも良くなる。
久しぶりのダモアさんで焼き鳥丼を買ってきた。カレーは夜中に食べる。
全て途中で投げ出して以前の場所に帰ってきた。
コメント
コメント一覧 (6)
使い勝手が分かっている所の方が落ち着けていいですね
またご近所さんですね笑
よろしくおねがいします
naka13t
がしました
naka13t
がしました
ブログ主さんは自由きままに放浪したい的なことを書かれていらっしゃっていたので、自分と同じで旅人気質があるのかなと思って気になって読ませて貰っています。
自分は9年くらい前にバイクで日本一周旅をしていて、宿代を抑えるためにできるだけ道の駅や公園などを中心にテントを張って野宿をしていたことがありますが、野宿経験をした後は屋根と壁やなどが使えるありがたみが分かっていいですよね。バイクとキャンプ道具一式があって日本各地を放浪していたらまた気分も違っていたのかなと思いました。
ご当地の泊まり込みができる短期のリゾートバイト(?)的なものをしながら、お金を貯めつつ各地を放浪されている方もいるみたいなので、今後またドヤの生活に飽きて新しい刺激が欲しいと思った時の選択肢の一つとして検討して頂けると幸いです。
naka13t
がしました