自転車の鍵は見つからない。うちからダモアさんへと向かう道は2通りある。当日どちらの道を歩いたかは覚えている。その通り歩いてみてもやはり鍵は見つからない。
諦めた。無くした物をいずれ出てくるだろうと考えて待つような真似はしたくない。無くした物は無くなったのだと割り切る方が自分の性格に合っている。無くした鍵の事なぞもう2度と考えてやらない。予備の鍵さえ無くさなければ問題は無いのだから最早用は無い。新しい鍵を大事にしてやれば良い。
このように思えばある日ひょっこり出てくるのではないかと期待している。ドヤの中での落とし物は帳場のカウンター上に置かれる。洗濯機の中に取り忘れたトランクスだってここに置かれる。毎日建物内の清掃が入るからドヤ内で落としたのなら既に見つかりカウンターの上に置かれているはずだ。外で落としたのがいよいよ確実になった。
日本酒を造る工場で働く人達は日本酒の製造期間中は納豆とヨーグルトを食べないそうだ。菌を工場内に持ち込まないためだと言う。もしも菌が工場内に入ると製造中の全ての日本酒を廃棄せねばならなくなる。納豆とヨーグルトの菌は強いので日本酒の成分を壊してしまう。
ただしそれも昔の話だ。現在は菌の持ち込みを抑止する設備と機械がある。それでも納豆とヨーグルトを忌避する事は伝統として残りその伝統を守る人は今も多いようだ。
僕は日本酒は好きだが日本酒を造るのには向いていない。納豆もヨーグルトも食べられないと困る。納豆はほとんど毎日食べる。ヨーグルトは固形の物はあまり食べないが飲むヨーグルトは好きだ。お腹の調子も良くなるからありがたく飲んでいる。
冬になり日本酒を飲む回数が増えた。僕の代わりに納豆もヨーグルトも我慢して造ってくれているのだ。ヨーグルトのようにありがたがって飲まなくてはならない。
外に出ると寒さが辛くて鼻をすする機会が多くなる。

鼻腔拡張テープを100均で購入した。こういった物を使うのは初めてだ。野球選手が貼っている印象がある。早速貼ってみるが本当に鼻腔が広がっているのかはっきりとしない。多少鼻づまりの解消に役立っているのだろうか。購入のきっかけはこの前街中でおばさんに睨まれたからだ。僕の鼻から蕎麦をすするような音がするのはまだ調子が良いときで完全に鼻が閉じると猫が喉を鳴らすときに似た音が出る。おばさんに睨まれた時も外でグルグルやっていた。猫が居るかと思い目をやるとおじさんが居るのだから睨まれても仕方が無い。鼻腔テープはほとんど目の下くらいの高さに貼る必要がある。マスクがずれると見えるから少し恥ずかしい。
自分でウーバーを注文して自分で配達をするのは規約違反のようだ。配達員の資格を失う可能性がある。以前それが出来れば良いなと書いたのでここにこうして書いておく。配達料金は配達先までの距離や配達に要した時間で決定する。自分の注文品なら急いで配達する必要も無いからわざと遠回りして配達も出来る。その辺りが問題なのだろう。考えてみれば至極当然だ。
12月は工事が多い時期だと昔聞いた事がある。街中を自転車で走り回っていると確かにその通りだと思う。色んな所で新たに建物を作ったり道路の補修をしている。近所でも工事をしている。古いドヤを解体中だ。更地になった後にはまたドヤが建つのだろう。もしくは介護施設かもしれない。
解体と言うのは建物としての死であることは間違いないが土地は生き続ける。人に必要とされなくなった建物が人の求める建物へと生まれ変わるのだから良い事だ。悲しいのは空き地のまま放り出されている土地だ。完全に死んでしまっている。寿町にも空き地がある。明るい時間はお年寄りの方々が日向ぼっこをしている。お年寄りが集まるのは良いが粗大ゴミも集まってきてしまう。
僕が住んでいるドヤは建設されて間もないドヤだが寿町にはいくつか僕の住んでいるドヤよりも新しいドヤもある。ドヤにも退去費用は発生するが普通の賃貸物件のように最低契約年数は存在しないからドヤ住人は気軽に引っ越しが出来る。荷物の運び出しも徒歩で30分で完了するだろう。敷金礼金も払う必要が無く前家賃だけで住居を確保出来る。
僕も他のドヤに行こうかなと思った時はあった。それをしないのは帳場さんとの付き合いだったり今住んでいるドヤに多少の顔馴染みが居るからだ。更に言えばドヤの広さはどこに引っ越そうが大して変わらない。住む場所が数十メートル変わるだけで部屋の広さは変わらないのだから引っ越しの意味を見いだせない。騒音に悩まされたり隣人との仲が合わないなどの理由が無い限りドヤからドヤへ移る理由は無い。
アパートやマンションに住みたい気もするがドヤ暮らしに慣れるとゴミ出しも風呂やトイレの掃除も自分でしないといけないのは面倒に感じる。面倒くさがりの僕が住むならドヤかホテルぐらいしかない。ホテルに住めるお金は無いからドヤに住むのが1番だと言う事になる。
諦めた。無くした物をいずれ出てくるだろうと考えて待つような真似はしたくない。無くした物は無くなったのだと割り切る方が自分の性格に合っている。無くした鍵の事なぞもう2度と考えてやらない。予備の鍵さえ無くさなければ問題は無いのだから最早用は無い。新しい鍵を大事にしてやれば良い。
このように思えばある日ひょっこり出てくるのではないかと期待している。ドヤの中での落とし物は帳場のカウンター上に置かれる。洗濯機の中に取り忘れたトランクスだってここに置かれる。毎日建物内の清掃が入るからドヤ内で落としたのなら既に見つかりカウンターの上に置かれているはずだ。外で落としたのがいよいよ確実になった。
日本酒を造る工場で働く人達は日本酒の製造期間中は納豆とヨーグルトを食べないそうだ。菌を工場内に持ち込まないためだと言う。もしも菌が工場内に入ると製造中の全ての日本酒を廃棄せねばならなくなる。納豆とヨーグルトの菌は強いので日本酒の成分を壊してしまう。
ただしそれも昔の話だ。現在は菌の持ち込みを抑止する設備と機械がある。それでも納豆とヨーグルトを忌避する事は伝統として残りその伝統を守る人は今も多いようだ。
僕は日本酒は好きだが日本酒を造るのには向いていない。納豆もヨーグルトも食べられないと困る。納豆はほとんど毎日食べる。ヨーグルトは固形の物はあまり食べないが飲むヨーグルトは好きだ。お腹の調子も良くなるからありがたく飲んでいる。
冬になり日本酒を飲む回数が増えた。僕の代わりに納豆もヨーグルトも我慢して造ってくれているのだ。ヨーグルトのようにありがたがって飲まなくてはならない。
外に出ると寒さが辛くて鼻をすする機会が多くなる。

鼻腔拡張テープを100均で購入した。こういった物を使うのは初めてだ。野球選手が貼っている印象がある。早速貼ってみるが本当に鼻腔が広がっているのかはっきりとしない。多少鼻づまりの解消に役立っているのだろうか。購入のきっかけはこの前街中でおばさんに睨まれたからだ。僕の鼻から蕎麦をすするような音がするのはまだ調子が良いときで完全に鼻が閉じると猫が喉を鳴らすときに似た音が出る。おばさんに睨まれた時も外でグルグルやっていた。猫が居るかと思い目をやるとおじさんが居るのだから睨まれても仕方が無い。鼻腔テープはほとんど目の下くらいの高さに貼る必要がある。マスクがずれると見えるから少し恥ずかしい。
自分でウーバーを注文して自分で配達をするのは規約違反のようだ。配達員の資格を失う可能性がある。以前それが出来れば良いなと書いたのでここにこうして書いておく。配達料金は配達先までの距離や配達に要した時間で決定する。自分の注文品なら急いで配達する必要も無いからわざと遠回りして配達も出来る。その辺りが問題なのだろう。考えてみれば至極当然だ。
12月は工事が多い時期だと昔聞いた事がある。街中を自転車で走り回っていると確かにその通りだと思う。色んな所で新たに建物を作ったり道路の補修をしている。近所でも工事をしている。古いドヤを解体中だ。更地になった後にはまたドヤが建つのだろう。もしくは介護施設かもしれない。
解体と言うのは建物としての死であることは間違いないが土地は生き続ける。人に必要とされなくなった建物が人の求める建物へと生まれ変わるのだから良い事だ。悲しいのは空き地のまま放り出されている土地だ。完全に死んでしまっている。寿町にも空き地がある。明るい時間はお年寄りの方々が日向ぼっこをしている。お年寄りが集まるのは良いが粗大ゴミも集まってきてしまう。
僕が住んでいるドヤは建設されて間もないドヤだが寿町にはいくつか僕の住んでいるドヤよりも新しいドヤもある。ドヤにも退去費用は発生するが普通の賃貸物件のように最低契約年数は存在しないからドヤ住人は気軽に引っ越しが出来る。荷物の運び出しも徒歩で30分で完了するだろう。敷金礼金も払う必要が無く前家賃だけで住居を確保出来る。
僕も他のドヤに行こうかなと思った時はあった。それをしないのは帳場さんとの付き合いだったり今住んでいるドヤに多少の顔馴染みが居るからだ。更に言えばドヤの広さはどこに引っ越そうが大して変わらない。住む場所が数十メートル変わるだけで部屋の広さは変わらないのだから引っ越しの意味を見いだせない。騒音に悩まされたり隣人との仲が合わないなどの理由が無い限りドヤからドヤへ移る理由は無い。
アパートやマンションに住みたい気もするがドヤ暮らしに慣れるとゴミ出しも風呂やトイレの掃除も自分でしないといけないのは面倒に感じる。面倒くさがりの僕が住むならドヤかホテルぐらいしかない。ホテルに住めるお金は無いからドヤに住むのが1番だと言う事になる。
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