朝から変な空模様で雨が降っているのかいないのかはっきりしない。見渡す限り空は灰色で雲も見えない。雨音はしないのに先ほどまで乾いていた地面が濡れていたりする。嫌な天気だ。

明日からマックが値上げをする。マックはウーバー配達員が頻繁に配達で立ち寄るお店だ。値上がりすればしばらくはマックからの配達依頼が減るかも知れない。マック好きの人もウーバー配達員も悲しんでいる人が多そうだ。

宝石店の前を通ったら次の入荷分からダイヤモンドの値段が上がるとの案内看板が店先に出ていた。値上げはマックだけじゃない。世の中何でも値上げしている。そのうち物価が高騰し過ぎて2万円札や3万円札なんてのも出てくるのでは無いだろうか。 

物価が上昇しているのだから生活保護費が上がる可能性もある。生活保護費が増額となれば僕の生活にも少し影響が出そうだ。僕は保護を受けていないがドヤ街の住民は生活保護を受給している人が多い。宿泊しているドヤの値段も生活保護の支給額に依存している。生活保護費の中で家賃に使用出来る金額には上限があるそうで生活保護費の上昇と宿泊料金の上昇はイコールでは無いが電気代などが上がる可能性はある。電気料金が上昇している中で値上げとは無縁の立場でいられるのは生活保護費が値上がりをしていないからだ。ドヤに設置されている共同風呂も今の所は日曜以外は毎日入れる。入れる日を減らすような意地悪はしないだろうが世の中何でも値上がりしているから不安にはなる。



唐突だが最近お墓について少し知識を得た。今頻繁に見かける○○家の墓というのは明治頃に始まったそうでその前は個人のお墓や夫婦で入るお墓が一般的だったそうだ。1人や2人しか入らないお墓ばかりになると土地が足りなくなるため現在の家族のお墓になったそうだ。考えてみればうちの墓にはお爺ちゃんお婆ちゃんより上の世代の人の遺骨は入っていない。今まで不思議に思わなかったがどこかに存在する個人墓か夫婦墓の下に眠っているのかもしれない。

淀川にあるクジラの死体は今後船で沖まで曳航して重りを付けて海中に沈めるそうだ。クジラを引ける船となれば相当な大きさだろうし重りもどんな物を使用するのか想像も出来ない。人間を埋葬するのとは訳が違う。クジラの死体は海中で腐って他の魚たちの餌になる。

日本人は死後火葬される人がほとんどだが過去には土葬や風葬なども盛んだった。明治期には火葬を禁止して土葬を行っていた時期もある。火葬は衛生的で埋葬の場所を取らないから現在では土葬の方を禁止する地域が多くなっている。火葬は仏教的な埋葬法らしく神道や儒教の立場からは遺体を損壊する行為だとして非難された時期もあった。

僕は仏教徒では無い。でも死んだら火葬されるのだと思う。もし火葬が盛んでなければ日本中墓だらけになってしまうだろうし墓地価格も今より更に高騰するかもしれない。そう考えると火葬はありがたい方法ではある。人生の終わりに全てを燃やして骨だけにするのは潔い最後だ。どれだけ笑ったり泣いたり怒ったり世の中で出世したりしなかったりしても100年後には骨しか残らない。好きな人も嫌いな人も皆骨だ。潔いとしか言い様が無い。