昨日食べた横浜中華街の小籠包は僕のこれまでの人生で口にした食べ物上位10選に入る美味しさだった。いつか訪れる最後の晩餐の時には必ず食卓にあって欲しい。むしろ死後口の中に放り込まれたら蘇生するんじゃないかというくらいの美味しさだった。

実を言うと昨日の夕方も小籠包を食べた。僕が全幅の信頼を寄せている寿町の中華屋『中華一番屋』さんの小籠包だ。中華一番屋さんのラーメンやチャーハンや餃子は何度も食べているが小籠包は初めて頼む。
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とても美味しかった。だが肉汁があまり無いため満足感には欠けた。やはり小籠包を買うなら横浜中華街なのだ。

中華一番屋さんの小籠包を食べて1つの発見をした。小籠包は具と皮と汁が三位一体となった大変奥深い食べ物だ。ただし3つの中で最も重要なのは汁である。汁が無ければ小さめの肉まんを食べているのと変わらない。汁こそが小籠包が小籠包である所以となっている。

そして本日も横浜中華街に小籠包を買いに来た。
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美味しい物は毎日食べたい。小籠包だけなら500円くらいで買えるだろう。たった500円のとてつもない贅沢である。

せっかくなので昨日とは違うお店で買おう。中華街を散策していたら面白いお店を見つけた。
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小籠包ならぬ大籠包を扱うお店である。しかもストローで肉汁を吸って食べるらしい。小籠包にとって1番大事な要素である汁を全面に押し出した小籠包だ。食べない訳にはいかない。

肉まんサイズで600円だからそれなりにお高い。以前までの僕ならこのサイズの小籠包に600円ものお金は出せなかったが今は違う。出費の先に幸せが待っているのを知っている。もう歯止めが効かなくなっている。

600円を支払い僕が苦手とする行列にも並び持ち帰ってきた。
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どのくらい汁が入っているのだろうか。割ってみた。
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すんごい。昨日中華街で食べた小籠包も充分汁が多かったが今日のは桁が違う。昨日のが小川だとしたら今日は大海である。

具に関しては昨日の小籠包の方が好みだが誤差の範囲だ。具も皮も汁も素晴らしかった。コンビニで売られている肉まんと同じようにこちらの小籠包の下にもシートが付いているのかと思ったらシートではなくキャベツが敷かれていた。手で持ちながらでも食べられるように工夫してある。
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憎らしい演出だ。気配りも最高だ。

僕は今までに小籠包をあまり食べた事が無かった。これまでの人生で30個食べたかなくらいだ。僕の小籠包経験値が少ない理由は横浜中華街以外で食べた小籠包がそれほどの美味しさでは無かったからだ。だから積極的に小籠包を食べようとはならなかった。しかし横浜中華街で売られている小籠包はめちゃくちゃ美味しい。これからは小籠包を沢山食べていこうと思う。小籠包無しでは生きていけない体になった。
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