ディズニープラスで配信されている真田広之さんや浅野忠信さんが出演されている『SHOGUN 将軍』が面白い。
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夜更かしをして一気に見た。現在1stシーズンのみ作成されている。既に3rdシーズンまでの制作も決定している。大変楽しみだ。

『SHOGUN 将軍』は戦国時代の日本を舞台にした創作ドラマだ。史実では無い。豊臣秀吉亡き後の豊臣家と徳川家の争いを題材にしている。だが秀吉も家康も作中には登場しない。真田広之さんが家康のような役であったり他にも石田三成や淀殿に似た役も出てくる。外国の小説家さんの作品を基に制作したそうだ。フィクション作品なので現実の歴史をなぞる必要は無い。『SHOGUN 将軍』というタイトルなので真田さんがいずれは天下人になるのだろうが歴史の通りに物事が運ぶとも限らない。忠実な歴史ドラマには無い面白さを持つ作品だ。

ちなみに本作は真田さんが主演とはなっているが1stシーズンのみなら三浦按針役の外人さんの方が出番が多い。外国の小説家さんの作品が原作なので外国人の三浦按針さんを通して戦国時代の日本を描こうと試みたのだと思う。トム・クルーズさんの主演する『ラストサムライ』という作品も過去にあったがあちらも外国の会社が作った映画だった。外国の方々が関わる日本を舞台にした作品ではとにかく外国人を1人は登場させたいようだ。そうする事で日本の文化との差異を色濃く描きたいのだろう。そう言えば『ラストサムライ』にも真田広之さんは出演されていた。

戦国時代だから現代よりも人の命の扱いが軽い。次々に人が死ぬ。簡単に殺すしすぐに自分の腹を切ろうとする。1stシーズン10話の中で主要人物も含めて相当数の人たちが死ぬ。命の軽さもそうだが特に現代との違いを感じるのは主君や殿様の命令は絶対である事だ。主君に腹を切れと言われれば切腹するし主人に禁止されている行為を行っても自害する。

日本人男子なら誰もが1度は侍に憧れるだろう。僕も例外では無い。しかし戦国時代に僕が生きていたなら命が10個は無いと足りない。主君に切腹を命じられても相当悪あがきする。泣くし鼻水も垂らすし逃げようとする。代わりに腹を切ってくれる人が居れば土下座して頼むだろう。

現代とは死生観もかけ離れている。命を落としそうな場面に現代人が遭遇したなら最後まで抵抗する人がほとんどだろう。『SHOGUN 将軍』で描かれている人々は違う。これは宿命であると死を受け入れる。足掻かずに死を選ぶ。諦めるのとは違う。自らの命に自分で決着を付けようとする。潔い。

作中で「人生には終わりがある。しかし死は生きた証でもある」と真田さんが語るシーンがあった。心に響く言葉だった。2ndシーズンが待ち遠しい。