腰の部分に小さな穴の開いたズボンを履いている。おしゃれ? 違う違う。穴開きの変わったズボンでは無く履いているうちに破れたのだ。すぐに穴を塞がないといけないがお尻では無く腰の部分の穴だから放って置いても下着が見える訳じゃない。普通にしていればTシャツの裾で隠れるのでしばらくそのままにしていた。それに縫い物ってとてつもなく面倒臭い。たった数センチの穴を縫い合わせるだけなのに針に糸を通して生地を縫って糸を切って糸がほどけないようにして……と色々しなきゃならない。

それでもそろそろ縫っておかないと更に穴が大きくなるかもしれない。結局困るのは放置している僕自身だ。裁縫用の糸を買いに100均に来た。裁縫売り場には針と糸はもちろんの事アイロンの熱を使い穴を塞ぐ補修布も売られていた。

補修布? そうだ。その手がある。裁縫は面倒だが布を貼り付けるだけなら簡単だ。補修布で穴を塞ごう。
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テンション爆上げのウキウキ気分で帰宅した。さぁズボンを直すかぁと思ってようやく問題に気付いた。

どうやって直すの? 我が家にはアイロンは無いよ? シワが付いて困る服なんか持ってないしシワ付きの服を着ていて怒られる機会も無い。アイロンなんて当然持っていない。こいつぁ便利だ。面倒な事をせずにラクが出来る。という喜びの気持ちが大きくて重要な事実を見落としていた。せっかく補修布を買ったのに無駄になっちゃった……。
いや! 無駄にはしない! アイロンの代わりになる物を探す。 

アイロンで補修布を熱する事で衣服に補修布が張り付き穴が塞がる仕組みである。商品の使い方にはおもいっきりアイロンの絵が描かれている。
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だが必要なのはアイロンでは無く“熱”だ。アイロンは必須じゃ無い。140℃から150℃の熱があればアイロンが無くても補修出来る。考えた結果こうなった。
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ホットプレートを使う。コゲ付きが酷く今は使用していないホットプレートだ。こんな形で脚光を浴びる日が来ようとは……。

問題のズボンの穴はこのようになっている。
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まだ小さい穴だがこれから進化する可能性がある。対策をしなくては。

補修布は穴よりも少し大きめに切り角を丸くすると剥がれにくくなるらしい。
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ズボンの内側に補修布を当ててホットプレートで10秒加熱する。ぴったりと補修布がズボンに貼り付いた。もうどうやっても取れない。
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ズボンを表側から見るとこんな感じだ。破れているので糸のほつれはそのままだが穴は完全に塞がっている。延命措置としては充分だ。
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調べてみるとアイロン不要で穴を塞げるシールタイプの補修布もあるそうだ。でもシールだと強度は弱いだろう。僕が今回使用した補修布は補修布自体が少し溶けて服に粘着している。思いっきり引き剥がさない限り取れる心配は無い。これで安心してズボンを履ける。

僕の持っているホットプレートは温度の調節が出来ないタイプで電源のオンとオフの機能しか無い。何度で温めたのかは不明だ。アイロンなら140℃から150℃で30秒ほど温めるらしいがホットプレートなら10秒で充分だった。もし真似する人が居れば温め過ぎには注意して欲しい。穴を塞ごうとして更に大きい穴が開いたら元も子もないぞ。