これがなんという名前の野菜か分かるだろうか? 
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野菜? ただの葉っぱじゃないか? ついに頭がおかしくなったのか? それとも大葉かシソだろうか? と思っているだろうか?

全部違うぞ。この葉っぱみたいな野菜は『わかめ菜』だ。『おかわかめ』とも言う。スーパーではまず見かけない野菜だ。僕は偶然手に入れた。見るのも食べるのも今回が初めてだ。

わかめ菜は見た目も手触りも完全に葉っぱだがお湯で茹でるとわかめのような粘り気が出る。だから『わかめ菜』とか『おかわかめ』という名前が付いた。

こんなんが道端に落ちていても食べられるとは思わない。踏んづけてしまいそうだ。
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一応このままでも食べられるが茹でれば青臭さが消えて美味しくなる。まずは水洗いだ。
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ちなみに匂いも完全に葉っぱである。

わかめ菜のお味噌汁が完成した。ネギもたっぷり入れた。
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茹でると見た目は小松菜のようになる。納豆に混ぜたりおひたしにしても美味しいそうだ。

では食べてみる。人生初のわかめ菜だ。表面は粘り気が出てヌルヌルしている。本当にわかめみたいだ。ところが噛んでみると食感はシャキシャキだ。わかめや小松菜は茹でるとしんなりとしてしまうがわかめ菜は活き活きしたままだ。味はあまりしない。変な癖が無いので誰でも食べられるだろう。本当にわかめに似ている野菜だ。

栄養満点の美味しいお味噌汁だった。わかめ菜はマグネシウムやカルシウムの豊富な食材らしい。正直わかめの味噌汁よりもわかめ菜の味噌汁の方が僕は好みだ。今後もぜひ食べたいところだが売っている場所を全く見かけないのが残念だ。今回偶然手に入れるまでわかめ菜という野菜がある事さえ知らなかった。

わかめ菜は中国では『雲南百薬(うんなんひゃくやく)』と呼ばれている。元々は中国から日本に薬草として伝わったそうだ。雲南百薬……聞いただけで健康になりそうな名前である。