北朝鮮という厄介な国が日本のすぐ近くにある。独裁者によって支配された国だ。かつては日本の領土にボロ船でこそこそやって来ては何の罪も無い日本人を拉致していた。日本人にしてみれば明確な敵国である。

自衛隊の不審船探索機能は昔よりも遥かに向上しているはずなので現在はそう簡単に北朝鮮の船が日本の領土に侵入は出来ないはずだ。しかし万が一の可能性もある。僕は釣り人だ。そこいらの人々よりも海に行く回数は多い。釣りに興じながらも随時不審船の存在に目を光らせる。それが釣り人の定めだろう。

しかし残念な事に僕は不審船がどんな船なのか知らない。このままでは不審船が現れても不審船か普通の船かの区別が付かない。まあやってくるとすれば僕の暮らす神奈川側では無く日本海方面だろうがそういった思い込みが隙を生む。敵が付け入る隙を作ってはならない。

赤レンガ倉庫裏に不審船の博物館があるのでやって来た。
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入館料は無料だ。
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展示物の写真撮影もご自由にどうぞとの事だったので写真を取りまくった。北朝鮮の不審船について今日は一緒に勉強しよう。

入ってすぐの所には不審船の模型がある。
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日本の漁船と変わらない見た目だ。眼の前を通過しても北朝鮮の船だとは思わないかもしれない。

押収された武器類も展示されている。
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物騒である。戦闘を想定して日本に来ている。日本の領土に勝手にやって来て海上自衛隊に見つかれば戦闘をする。自分勝手過ぎじゃないか?

ロシア文字の銘板を付けてロシア船に偽装していたようである。
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船の上では缶詰を食べていたようだ。缶詰は日本製らしい。
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実物大の木製漁船も展示されている。
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ゴムボートもある。
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そして超巨大な船もある。
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この巨大船は博物館に入ればすぐに目に付くがあまりにも巨大過ぎて僕は最初船だと気づかなかった。

巨大船の中はこのようになっている。
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海上自衛隊との戦いの跡がある。
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銃じゃ無くてロケットランチャーを撃ち込んでやれば良い。

巨大船はあまりにも大き過ぎて1枚の写真には収まらない。
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この船に何十人も乗って北朝鮮から日本に来たのだろう。
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全長29.68メートルで重さは44トンらしい。
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こんな大型船でやって来られたら一般人には手出し出来ない。武器も相当持っているはずだ。自衛隊の皆さんに頑張ってもらうしか無い。

北朝鮮側からの発砲で破壊されたテレビが展示されていた。
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日本側に負傷者が居なければ良いが。

拉致被害者に関する情報もある。
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拉致被害者の皆さんは日本の領土内に居て普通に暮らしていたのにある日突然北朝鮮の人間にさらわれた。あまりにも理不尽である。

小さい博物館だから10分もあれば全ての展示物を見られる。しかし情報量は多いので濃密な時間を過ごせた。

不審船博物館の正式な名称は「海上保安資料館横浜館」だ。
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財団法人海上保安協会が日本周辺の海上警備の現状と重要性を知れる場所として運営しておられる。赤レンガ倉庫のすぐ裏にあるので赤レンガ倉庫にお立ち寄りの際は是非見に行く事をおすすめする。とても有意義な場所だった。